Horse Racing with AI

【AIとラップ分析による競馬予想】東京優駿(日本ダービー)

Horse Racing with AI
Four racing horses neck to neck in fierce competition for the finish line

こんんちは、Kパパです。

先週のオークスは、◎ファインルージュでだめでした(泣)

パドックでは雰囲気も良く、走ってくれるかと思いましたが、スタート後にぶつけられ後方へ。その後、行きたがるも騎手と喧嘩して、ポジションも取れず、4コーナーで置いていかれました。

一方、ラップ分析でもっとも評価したユーバーレーベンが勝ってくれましたので、嬉しい限りでした。

それでは、今週のダービーの予想を始めます。

今年のダービーは エフフォーリアが主役ですね。そして、牝馬からはサトノレイナス。この2頭を脅かす馬がいるのかをラップ分析で確認します。

私の見解では、あの馬の活躍が気なるところです。

それでは、分析を開始しましょう。

レースラップ評価

2015年以降について確認していきます。

中央値ラップの形状と各年度のラップの形状に違っているのがまず目に付きます。ダービーは年度ごとに決まった傾向になりにくいレースであることを示しています。

2020、2017、2016、2015は瞬発力重視が、2019、2018は持続力重視が必要とされるレースとなっています。

一方で、中央値ラップのみに注目すると、12.4秒程度で推移し、7F目から加速開始。最大で0.8秒程度の加速をはさみ、ラストは0.7秒程度の減速となります。特に最後の減速区間で伸び続けられるスタミナは必要です。

そして配当が美味しくなるのは、展開が持続力重視になったときです。

2019年は12番人気ロジャーバローズが逃げ切り、2018年は16番人気のコズミックフォースが馬券に絡むことで配当が跳ね上がりました。

なお、ペースを完全に読むことは不可能ですので、持続力重視のレースになった場合に備えて持続力特化の馬を馬券に入れておくことが回収率改善に繋がります。

レース傾向

図1 より2018年、2019 年をのぞき、上がり1位と2位が必ず馬券に絡んでいることに注目します。

また、4コーナの位置取りでは、6番手以内とそれより後ろが半々ぐらいです。5番手以内に限定すると、2015年、2016年を除き、2000年以降では2000年以降の年で1頭は馬券内に来ています。

4コーナー6番手より後ろに注目すると、2009年以外が2000年以降の年で1頭は馬券内に来ています。

一方で、図3 をみると、上がり1位の馬は4コーナー7番手より後ろが多く、上がり2位の馬は4コーナー7番手以内と7番手より後ろで半々です。

軸として安定するのは、4コーナー8番手より後ろで上がり1位または2位をだせそうな馬になります。

  • 上がり1位または2位の馬は2018年、2019年以外で馬券になっている
  • 4コーナー6番手より後ろは2009年以外で馬券になっている
  • 上がり1位または2位の馬は4コーナー8番手以下が多い
  • 結果として、4コーナー8番手以下で上がり1位または2位を出せる馬を探す。

図1 年度別 東京優駿 1着から3着の上がり順位(2000〜)
図2 年度別 東京優駿 1着から3着の4コーナーポジション(2000〜)
図3 年度別 東京優駿 1着から3着の上がり順位と4コーナーポジション(2000〜)

出走馬のラップ評価

3着以内馬の傾向を見ていくと、やはり瞬発力が必要とされるレースと持続力が必要とされるレースの両方で好走している必要があります。

以下、ダービーでもとめられる瞬発力レースと持続力レースの条件を記載します。

瞬発力レースと持続力レース
  • 瞬発力レースの条件
    1区間 で 1 – 1.5 秒ほど加速しつつ、減速が0.5秒以内程度であるレースで好走
  • 持続力レースの条件(東スポ杯、共同通信杯、ホープフルS、皐月賞等が該当)
    4区間以上加速しているラップや12.0前後の緩まないラップが続くレースで好走

次にダービー3着以内馬が掲示板を確保したレースのラップ特性を記載します。

ダービー3着以内馬が好走したレースのラップ特性
  1. 1F で 1秒以上の加速
  2. 2F で 1.3秒以上の加速
  3. 3F で 2秒以上の加速
  4. グラフにて, 3F以降で中央値ラップより下にある区間が連続5区間以上 距離:1800m 以上
    (ex. 中央値ラップの4F >= 該当馬の4F & 中央値ラップの5F >= 該当馬の5F となる区間)
  5. 3F以降がラスト2Fまですべて加速ラップ(前区間より0秒以上速い) 距離:1800m 以上
  6. ラスト2Fからラスト1F での減速が 0.5秒以内のレースが直近4レースで 2レース以上
  7. ラスト2Fからラスト1F で0秒以上加速している

2021年出走馬について以下を確認します。

  1. 瞬発力レースまたは持続力レースで好走できていたか。
    好走できていた場合:(瞬) または (持) と記載
  2. 出走したレースが上記のレースラップ特性をもっていたか
    好走できていた場合、番号を記載

アドマイヤハダル(瞬)

レースラップ特性
  • 1:エリカ賞 アイビーS
  • 4:若葉S
  • ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:皐月賞、若葉S、エリカ賞

エフフォーリア(

レースラップ特性
  • 2:百日草特別
  • 3:百日草特別
  • 4:共同通信杯
  • 7:百日草特別
  • ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:皐月賞、百日草特別、新馬

グラティアス(瞬)

レースラップ特性
  • 1:京成杯
  • 5:京成杯

グレートマジシャン(瞬)

レースラップ特性
  • 1:新馬
  • 2:新馬
  • 4:毎日杯 セントポーリア賞
  • 7:セントポーリア賞
  • ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:毎日杯 セントポーリア賞 新馬

サトノレイナス(瞬)

レースラップ特性
  • 1:新馬
  • 2:新馬
  • ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:阪神JF サフラン賞 新馬

シャフリヤール(持)

レースラップ特性
  • 2:新馬
  • 4:毎日杯 共同通信杯
  • 7:新馬

ステラヴェローチェ(持)

レースラップ特性
  • 1:サウジアラビアRC
  • 4:共同通信杯

タイトルホルダー(持)

レースラップ特性
  • 2:東京スポーツ杯2歳S
  • ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:皐月賞 ホープフルS 東スポ杯2歳S

タイムトゥヘブン(持)

レースラップ特性

該当なし

ディープモンスター(瞬)

レースラップ特性
  • 1:すみれS エリカ賞
  • ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:すみれS 梅花賞 エリカ賞 新馬

バジオウ(瞬)

レースラップ特性
  • 1:プリンシパルS セントポーリア賞
  • 2:プリンシパルS
  • 4:セントポーリア賞
  • 7;セントポーリア賞
  • ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:プリンシパルS セントポーリア賞

バスラットレオン(持)

レースラップ特性

ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:NZT シンザン記念 朝日フューチュリティ

ヨーホーレイク(持)

レースラップ特性
  • 4:きさらぎ賞
  • ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:皐月賞 ホープフルS

ラーゴム(瞬)

レースラップ特性
  • 1:アイビーS
  • 2:新馬
  • 4:きさらぎ賞
  • ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:新馬

レッドジェネシス(持)

レースラップ特性
  • 2:未勝利

ワンダフルタウン(持)

レースラップ特性
  • 1:未勝利
  • 2:萩S
  • 3:萩S
  • ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:青葉賞 京都2歳S 萩S 未勝利

ヴィクティファルス(持)

レースラップ特性
  • 4:共同通信杯
  • ラスト2Fからの減速が0.5秒以内:スプリングS 新馬

ラップ分析とレース傾向による推奨馬

各馬のラップ分析から抑えておきたい馬は以下になります。

  • エフフォーリア(持)
  • グレートマジシャン(瞬)
  • シャフリヤール(持)
  • バジオウ(瞬)
  • ワンダフルタウン(持)

※ (瞬)は瞬発力重視、(持)は持続力重視の馬を表します

レース傾向から抑えておきたい馬は以下になります。レース傾向では、4コーナー8番手以下で上がり1位または2位を狙うのがダービーの傾向になります。

  • グレートマジシャン(瞬)
  • シャフリヤール(持)
  • サトノレイナス(瞬)

以上から、ラップ分析とレース傾向からの印は以下とします。

エフフォーリア

ポジションを確保しながら、持続力を発揮できるタイプ。共同通信杯や皐月賞の内容から見ても馬場に関わらず死角が見当たらない。さらに1枠1番を引いているし、先週のオークスは横山武のためにククナを1枠1番に入れたのではないかと疑ってしまう。JRAは最年少ダービーJと無敗の2冠馬を誕生させたいらしい。分析になっておらず、すいません。

○ グレートマジシャン

ラップ的には最も馬券内に近い馬。また、末脚も確かで4コーナー8番手よりで上がり最速を使えるであろう1頭。前走は馬体減による負けとみると、今回は調教や馬体重次第で勝負したくなる馬。

エフフォーリアを倒せるのはこの馬かと思って、対抗評価

ワンダフルタウン

ラップで唯一、3区間で2.0秒の加速を刻んだ馬。前走もしっかり位置をとって後ろを抑え込んだ。エフフォーリアに近いタイプで、前をとりつつ上がりもしっかりしている。青葉賞では2400mへの適性もみえたので、3着への期待をこめてここでは▲

AIの推奨馬

各出走馬のデータから約3000個の特徴を抽出し、 ダービーの3着以内馬としての適正を判定。
AIの評価は以下のとおり。

◎ エフフォーリア
○ バスラットレオン
▲ ワンダフルタウン
△ ステラヴェローチェ
△ レッドジェネシス

また、2015年から2020年までのAIの評価上位5頭は下記のとおり

2020年
コントレイル サリオス ヴァルコス サトノフラッグ ダーリントンホール アルジャンナ

2019年
アドマイヤジャスタ サートゥルナーリア ヴェロックス ロジャーバローズ サトノルークス

2018年
ダノンプレミアム ブラストワンピース ゴーフォーザサミット エポカドーロ ジェネラーレウーノ

2017年
スワーヴリチャード レイデオロ アルアイン ペルシアンナイト ダンビュライト

2016年
マカヒキ スマートオーディン サトノダイヤモンド ヴァンキッシュラン ディーマジェスティ

2015年
リアルスティール ドゥラメンテ サトノラーゼン ポルトドートウィユ サトノクラウン

推奨馬券

上記AIの予想結果を踏まえ、以下のとおり馬を抽出します。

  1. 上位5頭のうち、AI上位2頭から1頭のうち皐月賞で最先着した馬を選択
  2. 1. でAI上位2頭が皐月賞出走していない場合、上位5頭から再先着した馬を選択
  3. 上位5頭のうち、青葉賞・京都新聞杯の連対馬を選択
  4. 皐月賞3着以内馬を選択
  5. 皐月賞を1番・2番・3番・4番人気に推されたけど、雨の道悪等、なんらかの要因で敗退した馬を検討し、取捨を検討
  6. ラップ分析◎○を加えるか検討

以上より、以下の資金配分の馬券を推奨します。

推奨馬券
  • 1で選択した馬の単・複を8
  • 1から6で選択した馬の馬連BOXを2
2021年ダービー推奨馬券
  • エフフォーリアの単・複を8
  • 基本はエフフォーリア、タイトルホルダー、ステラヴェローチェ、ワンダフルタウン、レッドジェネシスの馬連Box を 2
  • 5、6に該当するグレートマジシャン、シャフリヤール、ヴィクティファルスを馬連Boxに含めるか、入れ替えるかは要検討

まとめ

軸となるの基準

4コーナー8番手より後ろで上がり1位または2位を狙える馬

ラップ分析レース展開による推奨馬

◎ エフフォーリア
○ グレートマジシャン
▲ ワンダフルタウン

AI推奨馬

◎ エフフォーリア
○ バスラットレオン
▲ ワンダフルタウン
△ ステラヴェローチェ
△ レッドジェネシス

馬券の買い方 推奨
  1. エフフォーリアの単・複を8
  2. 馬連ボックス(5頭から6頭)を2

以上になります。

今年の展開はバスラットレオンが逃げて持続力レースになるか、ノリがスロー逃げ(2017年のような)をかまして瞬発力勝負になるか…こればっかりは分かりません。

ただ、万全であればエフフォーリアは両方のパターンをこなせます。

一方で、このような強い馬が現れるG1ではマークがその馬に集中し、人気薄の馬の激走を生みやすくします。それに今年は人気順ほどの実力差はないので、エフフォーリアを馬券のメインにしつつ、波乱にBOXなどの備えて構える馬券が妥当かと思います。

2冠馬が誕生するか。他の馬が止めるのか。

楽しみなダービーになりそうですね!それでは、今週も勝って来週の安田記念につなげましょう!
皆様が勝利できるよう、陰ながら応援しています。

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よろしくお願いいたします。

追記 サトノレイナスとグレートマジシャン

(サトノレイナスとグレートマジシャンをどうするか?)

いずれも上位人気の2頭かと思います。日曜時点では2番人気と4番人気でしょうか。

この2頭の好走の可能性を少し掘り下げます。

サトノレイナス

阪神JF と 桜花賞 2着。勝鞍はサフラン賞。私の見解ではここは厳しいと評価します。

評価の根拠として

① いままでのレースレベル
② 距離適性
③ 自在性のなさ

を挙げます。

① いままでのレースレベル
阪神JF と 桜花賞はいずれも後方からソダシを追うも届かずの2着

阪神JF は ラップが減速してから 11.2 – 11.8
桜花賞 は ラップが減速してから 11.2 – 11.9

桜花賞では1着のソダシとの上がり差は 0.9秒、3着馬のファインルージュとの上がり差は0.7秒


減速している馬群を追い込んでの2着 という印象です。

このように止まっている馬を豪快に差してくる馬は得てして印象が強く、人気になりやすいです。

2020年のデゼル、2018年のサトノワルキューレもこの類の馬でした。

いわゆる展開と周囲の低レベルさもあって、強く見えるパターンに当てはまる可能性がある馬です。

ダービーでは、ホープフルSや皐月賞、東スポ杯といったハイレベルにスタミナを求められるレースで勝ってきた馬との対戦になります。これらの馬は前で受けることもできるため、今まで競馬で通用するか疑問が残ります。

② 距離適性
サトノレイナスは桜花賞で追い込んで32.9の上がりを使っています。このように高速馬場のマイルで32秒台の上がりを使える馬は、その舞台への適正に特化している可能性が高いです。

すなわち、適正距離が1600m – 1800m である可能性です。

過去のダービーの出走馬を見ていると、スマートオーディンやサトノアーサーでしょうか。

3歳馬に距離適性を持ち込むのはあまり好きではありませんが、いままでの傾向からするとこの馬には2400mは長いのかなと思っています。

③ 自在性
馬場もありますが、ダービーまでに32秒台の脚を使ったことがある馬は13頭おり、そのうちダービーで馬券に食い込んだのは ダノンキングリー、ワグネリアン、マカヒキです。

ちなみにこの3頭が32秒台を出したレース内容は下記のとおり

ダノンキングリー 共同通信杯(東京 1800) 32.9 4コーナー 4番手
ワグネリアン 新馬戦(中京 2000) 32.6 4コーナー 5番手
マカヒキ 若駒S(阪神 2000)32.6 4コーナー 4番手

いずれもマイルよりの長い距離で自分からポジションをとっての 上がり32秒台でした。また一瞬のキレではなく、複数の加速区間を伴っての上がり32秒台です。

ちなみに再掲するとサトノレイナスのレースラップは下記のとおりです。

一瞬のキレですよね。

ダービーで好走するにはポジションをとって長く加速できる自在性が求められます。その点もサトノレイナスの不安要素です。

① ② ③ をみるとやや厳しいのかなと思いました。ただ、ここを勝てるなら秋の主役はサトノレイナスですので、楽しみな一戦ということには代わりありません。

結果はどうあれ応援したい1頭ではあります。

グレートマジシャン

ラップ分析で推しておきながらですが、馬券内までは厳しいかも…という印象です。

理由は 1つで 「スタミナへの不安」です。

評価されている方は セントポーリア賞 の勝ち方とラップだと思います。確かに 12秒台を刻んで、ラスト加速し、プリンシパル勝ちのバジオウをちぎっての勝ち。見た目はいいです。

一方で、オークスの馬場差分析でも書きましたが、今年の東京は超がつく高速馬場です。時計を見るには1秒ほどの補正を考える必要があるほどです。

そうすると、13.1からはいって12秒台を刻むセントポーリア賞はスローの上がり勝負になります。

また、前で受けた新馬戦はやや脚が止まり気味で最後差されそうなりました。展開が向いたと思われた毎日杯もシャフリヤールを差せずでした。

そのため、この馬がダービーで好走するにはスローの上がり勝負の展開が必要です。

今年はバスラットレオンの逃げ宣言がありますので、ある程度ペースも締まりそうです。展開も向きそうにないのでここは敬遠します。

また余談ですが、調教もいまいちに映りました。前回のマイナス体重を考慮してか、坂路で時計をだせていません。ここも少し懸念が残りました。

ただ、素質はある馬ですので、秋で期待したいです。

では何を狙うか?
正直に皐月賞上位組を狙いましょう。

追記 目黒記念予想

複勝が美味しい目黒記念です。ここは1点突破!

ヒートオンビート!

AI予想です。

2015年以降で2020年と2017年は外していますが、それ以外の年は的中!
的中率 4/6 回収率 6年平均で 165% !

ダービーのダブルアップ狙いましょ!Good Luck !!!!!


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