データ分析 – ステップレースの重賞を分析 –
- 前走から 1k 増 スプリンターズSの3着以内率 23/113 ≒ 20.3%
- 前走から 0k 増 スプリンターズSの3着以内率 14/95 ≒ 14.7%
- 前走から 1k 減 スプリンターズSの3着以内率 13/53 ≒ 24.5%
- 前走から 2k 減 スプリンターズSの3着以内率 4/11 ≒ 36.3%
- 2走前から 2k 増 スプリンターズSの3着以内率 3/23 ≒ 13%
- 2走前から 1k 増 スプリンターズSの3着以内率 11/80 ≒ 13.7%
- 2走前から 0k 増 スプリンターズSの3着以内率 24/99 ≒ 24.2%
- 2走前から 1k 減 スプリンターズSの3着以内率 11/46 ≒ 23.9%
- 2走前から 2k 減 スプリンターズSの3着以内率 3/23 ≒ 13%
- 上がり1位のスプリンターズSの成績
- 3-0-0-11:やや不安
- 該当馬:タワーオブロンドン ロードカナロア デュランダル
- いずれもセントウルS 3着以内
- 上がり3着以内を獲得しているレース数が上がり3着を外しているレース数より多い
- 今年の該当馬:ジャンダルム
- 出遅れての上がり1位で追い上げたのは評価できる。ただ直近2走の出遅れているており、今回はさらにメンバーが強化されるため不安な1頭
- 上がり2位のスプリンターズSの成績
- 0-0-2-14:不安
- 該当馬:ダイタクヤマト ブラックホール
- 2000 2001 のみの入線。ここに該当する馬は消し扱い。
- 今年の該当馬:タイセイビジョン
- 0-0-2-14:不安
- 上がり3位以下のスプリンターズSの成績
- 5-7-6-53:ここがメイン
- 今年の該当馬:レシステンシア ピクシーナイト クリノガウディ
- 4コーナー 1 or 2番手のスプリンターズSの成績
- 1-4-2-17:2・3着で
- 1-4-2 にセントウルS 1番人気はいない
- 1番人気の先行押し切りはビッグアーサーが本番でコケている
- 今年の該当馬:レシステンシア
- 1-4-2-17:2・3着で
- 4コーナー 3から6番手のスプリンターズSの成績
- 4-2-4-25:ここがメイン
- 今年の該当馬:ピクシーナイト
- 4コーナー 7から9番手のスプリンターズSの成績
- 2-1-1-15:軽視
- 該当馬:タワーオブロンドン(2019) ストレイトガール(2015) カノヤザクラ(2009) メイショウボーラー(2006)
- 4コーナー 10番手以下のスプリンターズSの成績
- 1-0-1-24:消し
- 該当馬:デュランダル(2003) ブラックホーク(2000)
- 前走 北九州記念 3着以内
- 1-0-1-7
- 該当馬:アウィルアウェイ(2020) スリープレスナイト(2008)
- 前走 北九州記念 4着以下
- 1-1-1-6
- 該当馬:モズスーパーフレア(2019) アストンマーチャン(2007) タガノバスティーユ(2006)
- 前走 北九州記念 上がり3着以内
- 1-0-2-5
- 該当馬:アウィルアウェイ(2020) スリープレスナイト(2008) タガノバスティーユ(2006)
- 前走 北九州記念 4コーナー3番手以内
- 1-1-0-3
- 該当馬:モズスーパーフレア(2019) スリープレスナイト(2008)
- 前走 北九州記念 4コーナー10番手以下
- 0-0-2-4
- 該当馬:アウィルアウェイ(2020) タガノバスティーユ(2006)
- 前々走 北九州記念 3着以内
- 0-1-2-7
- 該当馬:ラブカンプー(2018) エーシンヴァーゴウ(2011) カノヤザクラ(2009)
- 前々走 北九州記念 4着以下
- 0-1-0-11
- 該当馬:サンアディユ(2007)
- 前々走 北九州記念 上がり3着以内
- 0-0-0-8
- 前々走 北九州記念 4コーナー3番手以内
- 0-1-1-2
- 該当馬:ラブカンプー(2018) エーシンヴァーゴウ(2011)
- 前々走 北九州記念 4コーナー4番手以下
- 0-1-1-16(10番手以下は0-0-0-5)
- 該当馬:カノヤザクラ(2009) サンアディユ(2007)
- 前走キーンランド3着以内:穴では狙えない
- 1-1-2-19
- 該当馬:ウキヨノカゼ(2015) カレンチャン(2011) パドトロワ(2011) ビービーガルダン(2009)
- 今年の該当馬:エイティーンガール(2着)
- 前走キーンランド4着以下:穴として狙う
- 0-0-2-30
- 該当馬:ソルヴェイグ(2016) ドリームバレンチノ(2012)
- 今年の該当馬:カイザーメランジェ(4着) メイケイエール(7着) ミッキーブリランテ(10着)
- 前走キーンランド4コーナー10番手以下:切り
- 0-0-0-15
- 今年の該当馬:エイティーンガール(2着)
- 4コーナー3番手以内のスプリンターズSの成績
- 0-2-4-21
- オーシャンS3着以内はハクサンムーンとモズスーパーフレアのみ。
- 今年の該当馬:ビアンフェ(3着)
- 3着以内のスプリンターズSの成績
- 1-1-0-12
- 該当馬:ハクサンムーン(2013) スリープレスナイト(2008)
- 4着以下のスプリンターズSの成績
- 0-0-1-8
- 該当馬:アウィルアウェイ(2020)
- 4コーナー3番手以内のスプリンターズSの成績
- 1-1-0-5
- 該当馬:ハクサンムーン(2013) スリープレスナイト(2008)
- 4コーナー10番手以下のスプリンターズSの成績
- 0-0-1-10
- 該当馬:アウィルアウェイ(2020)
- 上がり順位3位以内のスプリンターズSの成績
- 1-0-1-11
- 該当馬:アウィルアウェイ(2020) スリープレスナイト(2008)
- 上がり順位4着以下のスプリターズSの成績
- 0-1-0-10
- 該当馬:ハクサンムーン(2013)
データ分析 – スプリンターズS の 上がりと4コーナーポジション –
上がりより4コーナーでいかにいいポジションをとるかのレース。2000年以降の同レースで6番人気以下で馬券に絡んだ馬は18頭おり、そのうち9頭は4コーナーのポジションで4番手以内。3番人気以内で馬券に絡んだ馬で4コーナー4番手以内の馬は14頭。一方で5番手より後ろの馬は20頭と人気馬は差しが強い傾向



レースラップ分析

図4は各年度のラップデータをパーセンタイル値で表した。search_num は 過去10年間の同条件のレース(スプリンターズSの場合、中山1200)件数。傾向としては、2018年から2020年は前傾ラップであり、2015年から2017年は後傾のラップとなっている。。
ペースが前傾であればあるほど、レース後半がきつくなるため実績や実力が発揮されやすいレースになる。そのため、実績馬の始動レースで、強い馬が揃うセントウルS組が馬券に絡みやすくなる。後傾はその逆で、ポジションがしっかりとれ、ある程度実力がある馬であれば馬券に絡みやすい。
今年はモズスーパーフレア、ビアンフェ、ファストフォースなどペースを押し上げる馬が多く、前傾になりやすいと予想。そのため、前傾のレースが得意な実績馬を狙うのが今年のスプリンターズS。
以下では前傾が得意な注目馬について何頭か見ていきたい。
前傾が得意な注目馬
ここで前傾が得意な馬を紹介する。スプリンターズSの出走馬が前傾が得意という条件を以下の2つとも満たすと定義。
- 2F目が 10.5以下のラップを刻む重賞で5着以内
- 3F目が 11.0以下のラップを刻む重賞で5着以内
上記2つの満たす場合
以下の解説における図は5着以内に入線した過去4レースのラップを折れ線グラフで表現した図である。
○ レシステンシア

馬場不問で前傾のラップで活躍する馬。先行したレースでは終いが甘くなるのが難。セントウルでも最後ピクシーナイトに追い上げられた。ここでは外枠なので高松宮記念のようなレースができれば馬券内の確率は高くなると思う。先行して失速するレースだと馬券外になってしまう可能性も高く、ここらへんのリスクのとり方は要検討。保険をかけるならフォーメーションの1列目をレシステンシアともう一頭とすべき(もう一頭は後ほど…)
○ダノンスマッシュ

前傾以外はパフォーマンス発揮できないタイプ。前傾ならほぼ間違いなく馬券内は確定。なので今年も馬券内確定!と言いたいところだけど、前走のチェアマンズスプリントの負けをどう解釈するかがこの馬の取捨。人気を背負って伸びきれずの負けはピークが過ぎたとも考えられるため、軸にはできない。2列目か3列目に据えたい。
○ピクシーナイト

1600ではスローペースの後傾、1200ではハイペースの前傾に対応した器用なタイプ。今回のレースは前傾になると想定されるので、実力は発揮できそう。前走も控えた差し競馬もできたので、ここでも同様の競馬ができれば馬券内は堅そう。 レシステンシアと同様の1列目候補。
○クリノガウディー

SSでの前傾が得意な馬の条件を満たす馬ではないが、スタミナ勝負に強く、去年は自身の競馬ができずのSS5着。1400でレコードを出すなど充実の一途。高松宮記念での幻の1着もあり、ここでは十分勝負可能。1列目においても実績・実力ともに問題ない。
○ファストフォース

今回のペースメーカーの一角。CBC賞をレコード勝ち。ラップでは前傾と後傾、両方に対応できるが重賞成績が小倉のみ。坂がない平坦なコースのみ強い可能性がある。また斤量も2走前から5k増える。過去5k増えた馬が出走した例はないため、軸に厳しい。ただ能力は低くないため、2・3列目で押さえる必要あり。
AIの評価
1位 ダノンスマッシュ
2位 レシステンシア
3位 ピクシーナイト
4位 ビアンフェ
5位 モズスーパーフレア
6位 メイケイエール
7位 ミッキーブリランテ
8位 シヴァージ
AIの過去レースのシュミレーションでは、2番手評価が過去6年中4年複勝圏と健闘。逆に1番手評価は6年中2年のみ複勝圏を確保できていなかったため、当AIとの相性はイマイチなレース。ただ3連複では2020年と2016年で2番手軸の上位8頭買いで4〜20倍ほどの払い戻しが期待できる。
馬券はは3連複を軸に構成する。
推奨馬券
以上の分析から馬券の買い方は以下のいずれかを推奨。私は3連複1頭軸派。
○ 3連複1頭軸(28点):AIとレシステンシアを信じた買い方。軸はデータ的にピクシーナイトでも良いが、レース映像をみるとエンジンのかかりが遅い、かかりやすいといった欠点があるので、レシステンシアを選んだ。
12 – 1 2 4 5 6 9 12 13 14
○ 3連複フォメ(29点):セントウル組を信じた買い方。レシステンシアが信じられない場合に。払い戻しの期待値も下がるのが難。
1列目:9 12
2列目:4 9 12 14
3列目:1 2 4 5 6 9 12 13 14
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