Horse Racing with AI

【AIとラップ分析による競馬予想】秋華賞

Horse Racing with AI
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集計データは2000年から2020年が対象です。分析パートは堅い口調ですが許してね😭

データ分析 – ステップレース分析 –

目立ったデータについて以下まとめ。

着順別 秋華賞成績

前走の着順が本番に結びつきやすいレース。軸選びは前走3着以内、2走前8着以内が原則。

○ 前走の着順別成績

  • 1着から3着:馬券内:49, 馬券外:133, 3着以内率: 26.9
    • 1着より2, 3着のほうが成績がいい。
      • – 1着の3着以内率:23, 70, 93 3着以内率:24%
      • – 2着の3着以内率:13, 33, 46 3着以内率:28.2%
      • – 3着の3着以内率:13, 30, 43 3着以内率:30.2%
  • 4着から8着: 馬券内:10, 馬券外:98, 3着以内率: 9.2%
  • 9着から18着: 馬券内:3, 馬券外:75, 3着以内率: 3.8%
    • 馬券内の3頭
      • ブラックエンブレム(2008), プロヴィナージュ(2008), リラコサージュ(2013)
      • リラコサージュはオークス2着のエバーブロッサムとタイム差なし2着の実績あり。

○ 2走前の着順別成績

  • 1着から3着:馬券内:39, 馬券外:131, 3着以内率:22.9%
  • 4着から8着: 馬券内:18, 馬券外:87, 3着以内率:17.1%
  • 9着から18着: 馬券内:5, 馬券外:88, 3着以内率:5.4%

2走前9-18で秋華賞に3着に入線したのは、以下の5頭

  • シゲルピングダイヤ
    • 桜花賞2着とチューリップ賞2着
  • カンタービレ
    • フラワーカップ1着とローズS1着
  • クイーンズリング
    • 桜花賞4着とフィリーズレビュー1着
  • プロヴィナージュ
    • 特異点扱い…
  • ヤマカツリリー
    • 阪神JF2着とフィリーズレビュー1着


いずれもG1や重賞での実績があった。特にG1で5着以内の成績がある馬は要注意。

今年のこの枠の馬は,

  • エンスージアズム 2走前オークス18着
    • フラワーカップ 2着
  • クールキャット 2走前オークス14着
    • フローラS 1着
  • ファインルーシュ 2走前オークス11着
    • 桜花賞 3着 フェアリーS 1着

ここからの巻き返しはG1で5着以内か重賞3着以内2レース以上という実績がほしいところ。着順データで拾えるのはファイルルージュのみ。一方でレースの展開でも他の2頭を検討する必要があるので、以下で評価する。

桜花賞とオークス未出走
  • 5-6-8-127, 3着以内率:13% アンドヴァラナウト
    • 3着以内率だけみると微妙だけど、母数を考慮すると十分軸に値する数値
** ソダシとユーバーレーベン *
  • 2走前東京コース上がり1位の秋華賞成績
    • 7-2-4-7, 3着以内率:65%! 該当馬:ユーバーレーベン
  • 2走前上がり7位の秋華賞成績
    • 0-0-0-19, 3着以内率:0% 該当馬:ソダシ
前走 紫苑S 秋華賞成績

データではきびしい紫苑S組。それだけで穴になりやすい。特に3着のミスフィガロはデータに嫌われているだけにどのような馬場が得意で、どういう馬かをしっかり分析する必要がある。その上で

着順別
  • 1着: 1-0-1-15, 3着以内率:12%, ファインルージュ
  • 2着: 2-0-1-16, 3着以内率:16%, スルーセブンシーズ
  • 3着: 0-1-0-10, 3着以内率:9%, ミスフィガロ
  • 4着以下:0-0-2-39, 3着以内率:5%
上がり順位別
  • 1着: 0-0-2-13, 3着以内率:13%, ホウオウイクセル
    • シアリアスバイオ, レディパステル
  • 2着: 3-1-0-11, 3着以内率:26%
  • 3着: 0-0-0-11, 3着以内率:0%, ミスフィガロ
  • 4着以下: 0-2-0-45, 3着以内率:4%, ファインルージュ
    • カレンブーケドール, パールコード
4コーナー位置取り
  • 5番手から7番手, 1-1-1-27, 3着以内率:10%
    • ショウナンパンドラ, ブリッジクライム, クラックシード
  • 9番手から18番手, 2-1-0-11, 3着以内率:21%
    • ディアドラ(上がり1位), ヴィブロス(上がり1位), マジックキャッスル(上がり2位)
2走前 オークスの分析
  • 2008年との比較 or 1番人気が倒れたときは秋華賞はどうなる?
  • オークス3着以内(オークス着順, 秋華賞の成績, 3着以内率, 今年の該当馬)
    • 1着, 5-1-2-3, 3着以内率:72%, ユーバーレーベン
    • 2着, 3-3-2-6, 3着以内率:57%, アカイトリノムスメ
    • 3着, 0-0-1-8, 3着以内率:11%
    • オークス3着以内 かつ 秋華賞4着以下 かつ 桜花賞出走
      • ジェルミナル(2009, 良, 4, 3, 9) 桜花賞3着 ローズS 11着
      • エフティマイア(2008, 稍重, 13, 2, 5, ) 桜花賞2着 クイーンS 5着
      • トールポピー(2008, 稍重,4, 1, 10) 桜花賞8着 ロースS 6着
      • ベッラレイア(2007, 良, 4, 1, 4)
      • ヤマニンアラバスタ(2004, 稍重, 7, 3, 5) 桜花賞9着 紫苑S 5着
      • チューニー(2003, 良, 13, 2, 13) 桜花賞12着 紫苑S 6着
      • シルクプリマドンナ(2000, 稍重, 1, 1, 10) 桜花賞3着 ローズS4着
      • チアグレイス(2000, 稍重, 5, 1, 4) 桜花賞3着 ローズS4着
    • オークス3着以内 かつ 秋華賞4着以下 かつ 桜花賞未出走(年度, 芝状態, オークス人気, オークス着順, 秋華賞着順, オークス前の主な成績)
      • ウインマイティー(2020, 良, 13, 3, 9), 忘れな草1着
      • ビッシュ(2016, 良, 5, 3, 10), フローラS3着
      • エバーブロッサム(2013, 良, 5, 2, 12), フローラS2着
      • デニムアンドルビー(2013, 良, 1, 3, 4), フローラS1着
      • アイスフォーリス(2012, 良, 9, 3, 15), フローラS2着
      • エリンコート(2011, 良, 7, 1, 10), 忘れな草1着
      • ピュアブリーゼ(2011, 良, 8, 2, 17), フローラS2着
      • ベッラレイア(2007, 良, 1, 2, 4), フローラS2着
      • ユウキャラット(2002, 良, 2, 3, 6 ), 忘れな草1着
  • オークス4着以下
    • 4着, 1-2-0-8, 3着以内率:27%, タガノパッション
    • 5着, 0-3-0-10, 3着以内率:23%, アールドヴィーヴル
    • 6着以下, 0-2-6-75, 3着以内率:9.6%, ソダシ, スルセブンシーズ, ファインルージュ, ステラリア, クールキャット, エンスージアズム
フローラSからの秋華賞成績
  • フローラS経由の秋華賞成績
    • 0-3-3-62, 3着以内率:8.9%,
      • 秋華賞で3着以内に入った6頭(馬名, フローラ着順, フローラ上がり順位, 秋華賞着順)
        • モズカッチャン(2017), 1, 1, 3
        • パールコード(2016), 2, 3, 2
        • マキスマムドパリ(2015), 3, 2, 3
        • サクラヴィクトリア(2002), 5, 2, 3
        • レディパステル(2001), 2, 2, 3
        • ローズバド(2001), 3, 1, 2

データ分析 – 秋華賞 の上がりと4コーナーポジション –

図1. は秋華賞1着から3着の各年度の上がりをプロットした図である。横軸が各年度, 縦軸が上がり3Fの順位。図1. より上がり順位3位以内の馬がかなりの確率で馬券に絡んでいる。特に毎年2頭以上、上がり3位以内の馬が馬券に絡んでいる。まず軸の選定はここから入るのがおすすめ。

図1. 年度ごとの上がり3F順位と着順

図2. は秋華賞1着から3着の各年度の4コーナーの位置取りをプロットした図である。横軸が年度、縦軸が4コーナーの位置取りになる。図2. より4角ポジションだけでは有利不利はなさそう。一方で、毎年8番手より後ろから競馬をする馬が馬券に絡んでいる。図1. と合わせると後方から速い上がりを使える馬を重視。

図2. 年度ごとの4角ポジションと着順

図3. は秋華賞1着から3着の上がり3F順位と4コーナーポジションをプロットした図である。横軸に上がり3F順位、縦軸に4コーナーポジションになる。図3. より意外なことに1着の傾向は先行して上がりが2位から3位を使える馬がであることが多い。そのため、持続力があり上がりも証明できている アンドヴァラナウト が有力な候補になりそう。

図3. 上がり3Fと4角ポジションの関係

レースラップ分析 – 秋華賞のラップ分析 –

秋華賞のラップのパーセンタイル値によるヒートマップは掲載。

以下の図は京都2000mという条件でラップごとに最も遅い値を1.0として各値が全体の何%の位置にいるか表したもの。ここでの色分けは黒に近づけば、同条件内では速い値となり、白に近づけば遅い値となっている。

秋華賞のラップは特徴的で、前半が暗めで後半が明るめであるため、「前傾ラップからの上がりの持続力勝負」になる。当然速い上がりを継続できた馬が有利となる。

図4. 秋華賞のラップのパーセンタイル値

そこで、持続力を図る尺度とは?となるかと思う。秋華賞はオークスの結果と結びつきやすいため、一つの尺度として、オークスのラップ構成及びレース内容が挙げられる。以下ではそれについて検討していきたい。

レースラップ分析 – 優駿牝馬(オークス) のラップ構成からみる秋華賞適正 –

ここでは 2015年から2020年のオークスのラップ構成から秋華賞での活躍が期待できたかを見て、2021年のオークスから秋華賞を評価する。

2020年 オークス 

スローの前残り。
6F-12.7, 7F-13.0, 8F-12.6となり、スローの上がり勝負。馬場もやや悪く、オークスでは馬場適正と前のポジションをとった馬が台頭。なお、2020秋華賞では、オークスで上がりを発揮したデアリングタクト, マジックキャッスルが馬券内。オークスで前残りの恩恵を受けたウインマリリン, ウインマイティーは馬券外。前残りオークスでは、上がりを使えたが届かなった馬について注目するのが鉄則。デアリングタクトはエルフェンS、マジックキャッスルはファンタジーSで厳しい流れにも関わらずしっかり上がりを使えているので秋華賞の持続力勝負に向いたと分析。

2019年 オークス

Hペースの持続力勝負。
6F-12.2, 7F-12.3, 8F-12.2。ビーチサンバが演出した前傾ラップによりスタミナ勝負に。秋華賞ではオークスでの持続力勝負を好走したクロノジェネシスとカレンブーケドールが入線。3着には桜花賞を差して2着にきたシゲルピンクダイヤが入線。
オークスが前傾ラップの持続力勝負の場合、秋華賞のラップ適正も証明される形となった。

2018年 オークス

6F-12.2, 7F-12.4, 8F-12.3, 9F-12.4と持続力勝負. 前半からずっと12.0前後を刻むスタミナ勝負を強いられる。かなりきつい流れ。この流れを制し、アーモンドアイが戴冠。つづけて秋華賞も戴冠。なおオークス2着のリリーノーブルは怪我で戦線離脱、3着のラッキーライラックは調整が間に合わず秋華賞直行となり惜敗。両馬とも万全ならオークスで持続力勝負への強さすなわち秋華賞への適正が証明されている3頭で着順をわけあっていたかもしれない。

2017年 オークス

スローからの上がり勝負。1F-12.6, 2F-11.6, 3F-12.8, 4F-12.6は馬場を考慮すると超ドスローと言えるラップ。その後は緩むことなく中盤は12.0前半を刻み続け、後半は11秒前半を必要とされる持続力勝負のラップ。結果、持続力と一瞬の切れ味による前残りの勝負になった。前残りのレースを追い込んできたディアドラとリスグラシューが秋華賞で1着・2着となった。秋華賞では馬場適正とスタミナと上がりを要した。スタミナと上がりをオークスで示したオークス組でも決着する形。

2016年 オークス

終始12秒をきざみ、もっとも遅いところで12.9を刻んだレース。距離適正は関係なく、 スローからのヨーイドンのレース。そのため、 上がり3F勝負が得意なマイラーが活躍したレース。こういうレースでの上位陣はスタミナより上がり3Fのキレが優先されるマイル適正のほうが優れているため, 秋華賞本番で本命視するのは危険。なおこの年はオークス1着・ 2着のシンハライトとチェッキーノは故障で離脱。3着のビッシュは紫苑S 1着もスタミナ勝負にやぶれ敗退。

2015年

超ドスロー。7F目までは12秒台。一部13.0を刻む区間もある。上がり3F勝負が得意なマイラーが活躍したレース。秋華賞はアンドリエッテやアースライズなどスタミナ色の強い差し馬が台頭する結果。スタミナと上がりの両方が得意な馬が台頭するのが秋華賞。なおミッキークイーンは完成度の違いで勝ったイメージ。クイーンズリングはここで初めて展開が向いた。

レースラップ分析 – 2021 優駿牝馬(オークス) と秋華賞 展望-

○ オークスのラップ構成

12.5 – 11.1 – 11.8 – 12.3 – 12.2 – 12.6 – 12.6 – 12.4 – 12.1 – 11.3 – 11.7 – 11.9

2021年のオークスはラップ上、2016年のオークスと酷似している。そのためスローからの上がり勝負という色合いが強い。2021年のオークスも後方からのヨーイドンで決まった。

そして、今年の秋華賞はエイシンヒテンとソダシによりペースが締まりそう。

2016年の秋華賞ではクロコスミアがスローペースを演出したため、中段で競馬ができた馬が好走した。今年は例年どおりスタミナを要するレースになりそうなので、例年の傾向どおりオークスで上がりの上位を確保した馬から狙う方向で予想を立てる。

AI予想

AIの見解

AIの評価順に記載する。

  • 1位 アールドヴィーヴル
  • 2位 ソダシ
  • 3位 アカイトリノムスメ
  • 4位 ステラリア
  • 5位 ファインルージュ
  • 6位 ユーバーレーベン
  • 7位 アンドヴァラナウト
  • 8位 サルファーコスモス

秋華賞は私のAIとの順応性が高いレース。特に評価1位と評価3位を両方買う買い方の回収率が優秀であった。例えば、評価1位と評価3位の複勝を勝った場合の回収率は以下。

評価1位と評価3位複勝2点買いの回収率
  • 2020 270%
  • 2019 370%
  • 2018 55%
  • 2017 0%
  • 2016 240%
  • 2015 200%

そのため、馬券は評価1位と評価3位をそれぞれ軸とした馬券とする。

買い目

以下の2種類の馬券を購入する。

○ 3連複フォメ その1
10 – 2 4 11 12 14 – 2 4 9 11 12 14 15 16

3連複フォメ その2
12 – 2 4 10 11 14 – 2 4 9 10 11 14 15 16

なお、今週末は雨予報なので馬場状態やコース上での有利不利を見極め入れ替えもある。その際はtwitter で流します。

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