Horse Racing with AI

【AIとラップ分析による競馬予想】宝塚記念

Horse Racing with AI
Four racing horses neck to neck in fierce competition for the finish line

こんにちは、Kパパです。

ついに春G1最後のレース、宝塚記念ですね。

今季春の皆様の成績はいかがだったでしょうか?

勝っていても負けていても楽しければヨシ!ということで最後のG1を攻略していきましょう。

宝塚記念。今年注目すべき点としては、阪神競馬場の開催日です。

例年の宝塚記念は阪神開催の最終日ということもあり、スタミナが必要とされ、外差しが効く馬場になっています。

しかし、今年の開催は開催4日目です。この影響がどのように現れるか事前のレースでチェックしましょう。

また、2020年から顕著になっている阪神の高速馬場化も考慮に入れることも大切です。

それでは分析を始めます。

レース分析

図1 よりこのレースは上がり1位が2004年以外すべての年で馬券になっています。そのため、まずは上がり3Fが速い馬を探しましょう。

図1. 各年別3着以内馬の上がり3F順位

図2 より4コーナーの位置取りは2000年以降の3着以内馬60頭中35頭が5番手以内でした。前で競馬する馬、4コーナーでポジションを上げられる馬が有利ですね。

図2. 各年別 3着以内馬の4コーナーポジション

図3 より上がり1位以外は4コーナー6番手より後ろではほぼノーチャンス。また上がり1位でも6番手より後ろから1着を取るのはかなり厳しいことが伺えます。

図3. 3着以内馬のラスト3Fと4コーナーポジションの関係(2000年~)

そのため、4コーナーで6番手以内のポジションが取れる馬で上がり最速が狙える馬を狙うことがこのレースの重要なポイントです。

加えて、後方から上がり最速を狙える馬を2着3着で狙うことも重要です。

K赤ちゃん
K赤ちゃん

ポジションをとりつつ上がり最速??そんな馬っているの?

Kパパ
Kパパ

宝塚記念は持続力レース重視のレースなんだ!スピードの持続力重視のレースでは、持続力がある馬であればラスト3Fも持続力を継続できて、キレがなくても結果的に上がりが最速になることがあるんだ!

K赤ちゃん
K赤ちゃん

持続力があるってどうやって調べるの?

Kパパ
Kパパ

良い質問だね!それはラップ分析で調べるんだよ!持続力と言っても宝塚記念に必要とされる持続力というものがあるんだ。それをレースラップ分析と3着以内馬ラップ分析で解説するよ!

レースラップ分析

新しく直近5年平均の折れ線グラフ(緑線)を追加しました。これは宝塚記念と同条件のレース、阪神2200mの直近5年の平均ラップを表しています。2020の宝塚記念のグラフでは、2015年から2019年の5年間の阪神2200m のラップの平均ということになります。

緑の折れ線のラップの推移を見ると、4F以降から加速が始まりますが、0.5秒より速い加速はなくジリジリと1区間ごとに加速していく傾向が見られます。そして、最後の区間は一気に時計が掛かる傾向にあります。

青の折れ線は、2008年以降の宝塚記念のラップの中央値です。傾向は緑の折れ線とさほど変わりませんが、緑線と比べ、全体的にペースが速く一部区間では減速が見られます。また、最速ラップを刻むのはラスト2Fではなく、ラスト3F目。道中の持続力勝負でスタミナを消費した状態で、最後は坂もあるため、究極の持久力を試されます。最後の区間は緑線と同程度のラップの推移となります。

赤の折れ線は、各年の宝塚記念のラップになります。2020年・2017年・2015年はスローからの上がり勝負になりました。それ以外の年は青の折れ線と同様のペースとなっています。繰り返しになりますが、馬場が悪化するほどスローの上がり勝負の傾向が強くなるのはどのレースも一緒です。

今年はレイパパレの参戦もあり、例年どおりのスタミナ比べになることが予想されます。そのため、青の折れ線に近い傾向のラップで好走した馬や過去に宝塚記念を好走した馬を狙うのがセオリーになります。

3着以内馬ラップ分析

宝塚。3着以内馬の宝塚記念前の5着以内の直近4レースのラップ傾向は以下になります。

今年の出走馬の直近4レースで、以下の条件を満たすレースが多いほど宝塚記念の適正が高いと言えます。

3着以内馬のラップ傾向
  • その1) 2F以降の各ラップタイム と 2Fのラップタイムの差が0.5秒以内
    3F – 2F <= 0.5, 4F-2F <= 0.5, 5F-2F <= 0.5 …以下同じ を満たすレースです。
    例1) 2019リスグラシューの府中牝馬とヴィクトリアマイルが該当します。
  • その2) 3Fからラスト2Fまでの各減速区間のラップタイム差が0.5秒以内
    例1) 2019リスグラシューの府中牝馬の3F以降の減速区間は 4F から 5F と 7F から 8F
    例2) 2019リスグラシューの金鯱賞の3F以降の減速区間は 3F から 5F
  • その3) 2区間で1秒の加速 or 3区間で1.3秒の加速
    例1) 2019リスグラシューの府中牝馬 5F から 7F
    例2) 2019リスグラシューの金鯱賞 5F から 8F
  • その4) 道中に0.5以上の加速区間が2つ以上ある
    例1) 2019リスグラシューの府中牝馬 3F から 4F と 5F から 7F
    例2) 2019リスグラシューのエリザベス女王杯 3F から 5F と 7F から 10F
  • その5) ラスト2Fより前でラスト2F目より速いもしくは0.1差以内のラップタイムを刻んでいる
    例1) 2019リスグラシューの府中牝馬 7F
    例2) 2019リスグラシューのヴィクトリアマイル 6F
  • その6) ラスト1F が加速しているレースが最低1つある
    例1) 2017サトノクラウンの京都記念(青) 10F から 11F
  • その7) ラスト区間、4レース中3レースが0.5秒差以内
    例1) 2019リスグラシュー 金鯱賞 エリザベス女王杯 府中牝馬

各分析による今年の推奨馬

各分析からの推奨馬を紹介します。

なお本命はAIの予想を重視しますので、ここでは各ラップ分析から拾える穴馬寄りの馬を紹介します。

その1 カデナ

この馬が直近で5着以内に入った4レースを分析すると、3着以内馬のラップ傾向をすべて満たします。

その1は毎日王冠
その2は毎日王冠、大阪杯
その3は新潟記念
その4は大阪杯
その5は新潟記念
その6は毎日王冠
その7は毎日王冠、大阪杯、小倉大賞典

直近の安田記念でも6着ながら後方からしっかり脚を伸ばして上がり3Fは3番手。
いつもしっかり上がりは使えています。何気に大阪杯4着もありますし、近走は成績が奮っていませんが宝塚記念は上がりが重要視されるレースのため、何かのアヤで3着に食い込んでもおかしくありません。

その2 キセキ

2020年、2019年と同レースを2着に好走している同馬。適性が問われる宝塚記念ではリピーターが多く出ています。一方で3年連続は…という意見もあります。

しかし、2017年、2018年、2019年の3年連続でエリザベス女王杯2着のクロコスミアもいますので、適性が重要なレースであれば3年連続があっても不思議ではないことは念頭に入れましょう。

また、キセキは下げても逃げてもやれる馬ですので、枠順特に気にする必要はないと思います。

3着以内馬のラップ傾向は以下を満たします。

その1 天皇賞(秋)
その2 京都大賞典、天皇賞(秋)
その3 京都大賞典、宝塚記念
その4 なし
その5 天皇賞(秋) 、京都大賞典、宝塚記念
その6 なし
その7 天皇賞(秋)、京都大賞典、宝塚記念

持続力の証明となる その5 を G2 と G1 で満たしており、その中に1つに宝塚記念も含まれているため、適性はメンバーの中でも最上位だと評価します。

AI の推奨馬

◎ カレンブーケドール ○ レイパパレ (○をクロノジェネシスから変更)

2020年以前は次のとおり
2020年 ◎ クロノジェネシス ○ ワグネリアン
2019年 ◎ スワーヴリチャード ○ リスグラシュー
2018年 ◎ ヴィブロス ○ ダンビュライト
2017年 ◎ ミッキークイーン ○ キタサンブラック
2016年 ◎ ドゥラメンテ ○ ラブリーデイ
2015年 ◎ ゴールドシップ ○ ラブリーデイ

2018年を除くと、3連複フォーメーションの1列目に◎○置くことが的中につながることが分かります。

なお、話は変わりますが、今回クロノジェネシス1点はAIではハイリスク・ローリターン馬券になります。

クロノジェネシスの複勝1点ドカン!の購入を検討されている方は今一度クロノジェネシスのリスクを見直してください。

本格化前のことですが、宝塚記念とラップ傾向は違うとはいえ、同じ阪神2200mのエリザベス女王杯で馬券外になっていますよね。

また、クロノジェネシスは海外帰り初戦です。しかも初の海外遠征。海外では1番人気で2着。3着のラヴズオンリーユーとはクビ差。今回入った枠の成績も思わしく無い。

どうでしょうか??今回は危険な要素が多いと感じています。少なくとも有馬記念での安心感は皆無です。

複勝ドカンはローリスク・ローリターン、ミドルリスク・ミドルリターンで威力を発揮する戦法です。

ぜひ参考にしてみてください。

Kパパ推奨馬券

複勝
10 カレンブーケドール

単勝
2 レイパパレ

3連複フォーメーション (計36点)
2, 7 – 1, 2, 7, 8, 9, 10, 11, 13 – 2列目と同じ

3連単フォーメーション (計48点)
2, 7 → 1, 2, 7, 8, 9, 10, 11, 13 → 2, 7, 13
2, 7 → 2, 7, 13 → 1, 2, 7, 8, 9, 10, 11, 13

メインは複勝で

まとめ

いかがだったでしょうか?

クロノジェネシスの1強かと思いましたが、しっかり分析することで不安要素も見えてきました。

クロノジェネシスの複勝1点のみは危険です。

しっかり戦略をたてて春G1の最後のレースを制しましょう。

またその他の今週レース分も随時追記していきますので、お楽しみに!

今週も皆様が勝ちを祈っています。

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