こんにちは、Kパパです。
今週は天皇賞(秋)を予想します。今年はコントレイル、グランアレグリア、エフフォーリアの3頭の激突でしょうか。
当ブログでは主にデータ分析やラップ分析に加え、エフフォーリアについて焦点を当てました。
エフフォーリアの取捨に迷っている方はぜひご覧ください!
データ分析 – 過去データ –
データは2000年以降を対象。
枠順別
エフフォーリアの枠が成績が出ていない。逆にワールドプレミアの枠は最高。
- 1枠1番, 2-2-0-17, 19%, コントレイル
- 3枠5番, 0-0-1-20, 4.8%, エフフォーリア
- 5枠9番, 1-4-0-16, 23.8%, グランアレグリア
その他注目の枠
- 4枠7番, 2-4-2-13, 38%, ワールドプレミア
- 4枠8番, 3-0-3-14, 30%, サンレイポケット
- 6枠11番, 0-0-0-21, 0%, ムイトオブリガード
- 8枠16番, 0-0-1-16, 5.9%, ユーキャンスマイル
2走前 出走レース
データの見方:レース名, 馬券内数, 馬券外数, 3着以内率
- 東京優駿, 5, 8, 38.5%
- 該当馬5頭内訳
- イスラボニータ(2014)
- フェノーメノ(2012)
- ペルーサ(2010)
- ディープスカイ(2008)
- アドマイヤムーン(2006)
- 該当馬5頭内訳
- 札幌記念, 2, 16, 11%
- 該当馬2頭内訳
- アグネスアーク(2007)
- ダンスインザムード(2005)
- 該当馬2頭内訳
- 天皇賞(春), 5, 20, 20%
- 該当馬5頭内訳
- キタサンブラック(2017)
- レインボーライン(2017)
- スクリーンヒーロー(2009)
- メイショウサムソン(2007)
- メイショウドトウ(2001)
- 該当馬5頭内訳
2走前 着順
- 9着以下は敗因を調べること。特にG1で馬券内経験がある馬は巻き返しやすい。
- 主に馬場や距離が原因であることが多い。
データの見方:着順, 馬券内数, 馬券外数, 3着以内 の順に記載
- 1着から4着, 39, 106, 26.897%
- 4着から8着, 15, 86, 14.851%
- 9着から18着, 4, 72, 5.263%
- 該当馬4頭の内訳
- レインボーライン(2017), 天皇賞(春), 12着
- トーセンジョーダン(2011), 宝塚記念, 9着
- スクリーンヒーロー(2009), 天皇賞(春), 14着
- ダンスインザムード(2005), 札幌記念, 12着
- 該当馬4頭の内訳
2走前 出走コース
データの見方:コース, 馬券内数, 馬券外数, 3着以内率
- 中山, 8, 22, 26.7%
- 主な出走レース
- 中山記念, 有馬記念
- 主な出走レース
- 阪神, 16, 73, 18%
- 主な出走レース
- 宝塚記念
- 主な出走レース
- 東京, 17, 64, 21%
- 主な出走レース
- 安田記念, 東京優駿
- 主な出走レース
- 新潟, 2, 18, 10%, ポタジェ
- 1-1-0-18
- 過去の2頭
- ジャスタウェイ(関屋記念, 1)
- スウィフトカレント(新潟記念, 2)
- 過去の2頭
- 1-1-0-18
2走前 出走距離
- 2走前2000から勝った馬が不在。
- コントレイル・グランアレグリア・エフフォーリアもここに入る。
- ローテーションが崩れている直近の競馬ではそこまで重要なデータではない
データの見方:距離, 馬券内数, 馬券外数, 天皇賞秋成績, 3着以内率
- 2000, 8, 90, 0-4-4-90, 8.1%
- 主なレース
- 大阪杯, 札幌記念, 函館記念, 新潟記念, etc
- 該当馬8頭内訳
- クロノジェネシス(大阪杯, 3着)
- サトノクラウン(大阪杯, 6着)
- エイシンフラッシュ(大阪杯, 3着)
- アグネスアーク(札幌記念, 2着)
- スウィフトカレント(新潟記念, 4着)
- ダンスインザムード(札幌記念, 12着)
- アドマイヤグルーヴ(マーメイドS, 1着)
- ツルマルボーイ(金鯱賞, 2着)
- 主なレース
- 2500, 5, 6, 1-3-1-6, 45.4%
- 主なレース
- 有馬記念, 日経賞
- 日経賞組から馬券になったのは, ペルーサとルーラーシップのみ
- 主なレース
3歳馬 2-5月末までの東京コース重賞を勝った馬の秋天成績
- エフフォーリアには追い風。
データの見方:天皇賞成績, 3着以内率
- 1-2-3-3, 67%
- 対象馬(秋天成績, 勝った東京重賞)
- シンボリクリスエス(1, 青葉賞)
- ペルーサ(2, 青葉賞)
- フェノーメノ(2, 青葉賞)
- アドマイヤムーン(3, 共同通信杯)
- ディープスカイ(3, NHKマイルC)
- イスラボニータ(3, 共同通信杯)
- カレンブラックヒル(5, NHKマイルC)
- ストーミーカフェ(8, 共同通信杯)
- ソウルスターリング(6, 優駿牝馬)
- カレンブラックヒルとストーミーカフェは逃げ馬。秋天は逃げ馬は馬券内にはこれないレース
- ソウルスターリングは重馬場が響いたか。
- 対象馬(秋天成績, 勝った東京重賞)
秋天馬券内の皐月賞での上がり3F
- エフフォーリアはどうか。馬場もあるが上がり36.7。
- 上がりが掛かる馬場になれば
データの見方:馬名, 着順, 上がり3F
- キタサンブラック, 3, 35.2
- メイショウサムソン, 1, 35.1
- ラブリーディ, 13, 37.6
- レイデオロ, 5, 34.0
- ステファノス, 5, 34.8
- リアルスティール, 2, 34.5
- アドマイヤムーン, 4, 34.8
- イスラボニータ, 1, 34.6
5歳牝馬 成績
ブエナビスタはJCの叩きと思えば思ったほど悪くない。
データの見方:天皇賞成績, 3着以内率, 今年の該当馬
- 2-1-2-7, 42%, グランアレグリア
- アーモンドアイ
- ヘブンリーロマンス
- ジェンティルドンナ
- アエロリット
- ウオッカ
前走東京上がり3着
これはポタジェ厳しい。
データの見方:天皇賞成績, 3着以内率, 今年の該当馬
- 1-0-0-13, 7.1%, ポタジェ
- 過去該当馬:アーモンドアイ
前走着順
9-18着からの巻き返しを狙う場合、敗因の分析が重要。
データの見方:着順, 馬券内頭数, 馬券外頭数, 3着以内率
- 1着から3着, 42, 127, 24.9%
- 4着から8着, 12, 81, 12.9%
- レインボーライン(宝塚記念, 5)
- ステファノス(毎日王冠, 5)
- ステファノス(毎日王冠, 7)
- ペルーサ(天皇賞(春), 8)
- ペルーサ(毎日王冠, 5)
- スクリーンヒーロー(宝塚記念, 5)
- スウィフトカレント(オールカマー, 4)
- ダンスインザムード(府中牝馬, 8)
- アドマイヤグルーヴ(京都大賞典, 4)
- ダンスインザムード(秋華賞, 4)
- シンボリクリスエス(宝塚記念, 5)
- テンザンセイザ(毎日王冠, 5)
- 9着から18着, 5, 55, 8.33%
- ダノンプレミアム(安田記念, 16)
- キタサンブラック(宝塚記念, 9)
- ジェンティルドンナ(宝塚記念, 9)
- エイシンフラッシュ(毎日王冠, 9)
- リアルスティール(安田記念, 11)
前走着順 詳細
ユーキャンスマイルは狙いだと思ったけど、データ的に…
データの見方:着順, 天皇賞成績, 3着以内率, 今年度出走馬
- 2着, 7-2-3-41, 22%, グランアレグリア, エフフォーリア
- 3着, 2-2-2-30, 17%, コントレイル
- 6着, 0-0-0-21, 0%, ユーキャンスマイル, サンレイポケット
- 13着, 0-0-0-7, 0%, モズベッロ, ラストドラフト
前走上がり順位
カレンは拾えるけど、ユーキャンはまたしても厳しい結果…
データの見方:上がり順位, 馬券内数, 馬券外数, 3着以内率
- 5位, 3, 32, 8.6%, カレンブーケドール, ポタジェ, ユーキャン, ムイト
- 該当馬3頭, いずれも東京2400(ダービー, オークス)で連対
- 該当馬, 秋天着順
- エイシンフラッシュ, 1着
- イスラボニータ, 3着
- ウオッカ, 3着
- 該当馬3頭, いずれも東京2400(ダービー, オークス)で連対
- 8位, 1, 15, 6.3%, カイザーミノル, モズベッロ
- 該当馬:1頭
- 該当馬, 秋天着順
- シンボリクリスエス, 1着
- 該当馬:1頭
- 9位, 0, 7, 0%, ラストドラフト
前走4コーナーポジ
データの見方:4コーナーポジ, 馬券内数, 馬券外数, 3着以内率, 該当馬
- 2番手, 10, 42, 19.2%, コントレイル
- 9番手, 6, 17, 26%, エフフォーリア
- 11番手, 4, 9, 31%, グランアレグリア
- 8番手, 2, 21, 8.7%, ラストドラフト
データ分析 – 上がり3F順位と4コーナーポジ –
先行して上がりが使える馬が成績を残すレース。ただ穴を開けるのは後方待機の上がり最速馬。図1からすべての年で上がり4着以内が馬券内。図2から4角8番手以内優勢に見える。これらを統合して図3の赤枠の馬を狙う。
なお、穴になるのは4コーナー8番手以下で上がり1位 or 2位を狙える馬。以下では、4番人気以下で馬券になった馬の平均データ。
5歳以上の後方待機組みが狙い目であることがわかる。
狙いたい穴馬:サンレイポケット, ユーキャンスマイル
- 年齢平均 4.7
- 着順平均 1.95
- 上がり3ハロン順位 1.6
- 上がり3ハロン 33.96
- 4コーナー位置 9.95



ラップ分析
今回は天皇賞(秋)のラップの特徴を紹介しつつ、古馬初対決のエフフォーリアのラップ評価を掲載する。エフフォーリアは古馬初対決、枠の成績も微妙にも関わらず当日3番人気だろうか。ここではエフフォーリアを評価する1つの基準としてダービーのラップを紹介する。
天皇賞(秋) ラップ分析
2008年以降の天皇賞(秋)のbox plot。box plot は各ハロンごとにラップタイムのばらつきの度合い示し、横線が中央値という理解でOK。縦に長い図ほどタイムのばらつきが多く、縦に短いほどタイムのばらつきが少ない。
1F以外の全区間で12.5以下、ほとんどラップで12.0以下の超ハイレベルレースが天皇賞(秋)。
長距離をこなせる体力と瞬発力をもった馬を狙うのがセオリー。主に天皇賞(春)や宝塚記念 の上位かつ上がり順位も上位である馬を狙う。
ただ近年は馬場の高速化もあり、スピードで押し切ることもできるようになっており、ヴィクトリアマイル・安田記念などを先行して残せる馬も注意が必要。

エフフォーリア ラップ分析
3歳馬のエフフォーリアは古馬初対決のこの舞台でやれるだろうか。この疑問の1つの答えとしてダービーのラップを紹介する。
最初に言っておくと、私の答えは「高確率で3着以内に入る」です。
まず上記の根拠として、最初に今年のダービーのラップを掲載する。ここでは区間個々のラップタイムよりもラップの形状に注目。

このラップの特徴は3区間での加速にある。3つの加速区間は4Fから5F、7Fから8F、10Fから11F。
過去のダービーのラップを見てみると、以下の条件をみたしたレースの場合、このようなレースのダービー好走馬はのちの古馬G1戦で活躍しやすい傾向にあることが分かった。
- 複数の加速区間がある
- 最初の加速区間が4Fから5F or 5Fから6F
- 最初の加速区間で0.5以上加速
参考までに該当年のG1好走馬とラップを掲載する。年度は2017年、2013年、2011年、2008年。後に古馬戦線で活躍が期待できていることが分かる。
- 2017
- レイデオロ(秋天1着, JC2着, 有馬3着)
- スワーヴリチャード(大阪杯1着, JC2着)
- アルアイン(大阪杯1着, 大阪杯3着, マイルCS3着)
- ペルシアンナイト(マイルCS1着, 大阪杯2着, マイルCS2着, マイルCS3着) 等
- 2013
- キズナ(凱旋門賞4着)
- エピファネイア(JC1着)
- ロゴタイプ(安田記念1着, 安田記念2着)
- ラブリーデイ(宝塚記念1着, 秋天1着, JC3着)
- 2011
- オルフェーヴル(有馬記念1着, 宝塚記念1着, 凱旋門賞2着, JC2着, 凱旋門賞2着, JC1着)
- ウインバリアシオン(天皇賞(春)3着, 有馬記念2着, 天皇賞(春)2着)
- ペルシャザール(ジャパンカップダード1着)
- サダムパテック(マイルCS1着)
- トーセンラー(天皇賞(春)2着, マイルCS1着)
- 2008
- ディープスカイ(天皇賞(秋)3着, JC2着, 安田記念2着, 宝塚記念3着)




今年のダービーは3回の加速があり、どれも0.5秒以上加速。そのためコントレイルの年よりもレベルが高く、エフフォーリアここでの活躍も期待できると予想する。
AIの評価
- 1位 ワールドプレミア
- 2位 エフフォーリア
- 3位 カレンブーケドール
- 4位 コントレイル
- 5位 グランアレグリア
- 6位 ヒシイグアス
- 7位 ポタジェ
- 8位 ラストドラフト
- 9位 カイザーミノル
- 10位 サンレイポケット
- 11位 ユーキャンスマイル
- 12位 モズベッロ
- 13位 ペルシアンナイト
- 14位 カデナ
- 15位 トーセンスーリヤ
- 16位 ムイトオブリガード
驚いたことにAIの評価ではコントレイルとグランアレグリアの評価が低い結果となった。ただ2015年以降の秋天を、当AIをもちいてシュミレーションした結果、複勝率が最も高いのは 4位 に位置する馬だった。なお、次点は1位の馬。
ただ当AIの特徴量の問題で、予想レース(今回でいうと秋天)と比べて距離が長いところを中心に使っている馬は評価が高くなる傾向にある。今回1位のワールドプレミアもそれに該当するものだと思われる。
また、ワールドプレミア自体はスタート直後の推進力が弱く、後方になりがちであること、スタミナを要するレースに強いこと(秋天はスタミナを要しつつもスピード重視のレース)を考えるとここでは安易に買えないという印象。
評価
3強の中でどれを本命にするかのレース。
結論から言うと、◎コントレイル
AIの評価と調教の具合からメイチであること、ラップ適正も含め総合的に判断。
ちなみにコントレイルの5着以内の直近4レース分のラップを以下に掲載する。

ラップで予想する場合、レースラップの起伏をまず見ることになる。起伏が多いほど馬の底力が求められるレースが多いため。コントレイルの場合、菊花賞とJCだろうか。特にJCのラップは高速馬場を考慮しても類を見ないほどのラップ構成。そこでアーモンドアイの2着を確保したのは底力を示したことになる。
また調教からも明らかにメイチ。枠もいいため、ここではコントレイルを◎とした。
○はグランアレグリア
データ上の扱いも悪くなく、枠も上々。喉の手術や距離など不安要素もあるが、調教の本数からも本気度が伝わり、ここは勝負できると思う。ただ直近4レースの5着以内ラップをみると、ラスト1Fの緩みが気になる。
そのため、力を出せるのはスローの上がり勝負と思われる。今回の秋天はスロー濃厚なため、力を発揮できる条件は整っている。コントレイルの勝ち負けになるかと思う。

▲はエフフォーリア
上記のダービーのラップ分析から素質は十分。ダービーの負けはスローペースでかかってしまったため、最後終いが甘くなったから。距離短縮でレースが流れるため、ここでは本来の力が発揮できると予想する。
ただコントレイルやグランアレグリアと勝負するには4コーナーまでにポジションを取っておく必要がある。先行馬をみて、ポジションをとりつつしっかり折り合うという条件付き。それでもこの馬と横山武ジョッキーならやってのけそう。
ただ3枠5番の成績や調教の緩さからここは凡走する可能性も否定できない。
ここは叩きで本番はJCや有馬記念のように思われる。そのための▲
△はカレンブーケドール
ここがベストの舞台だとずっと思っていた馬。去年のJCをみると最後失速しているため、距離短縮でそのスピードを持続できればコントレイルに迫れると思う。
スピードに加え、春天ではスタミナ勝負にもしっかり対応できており、今回は調教も抜群。
3強を崩すのはこの馬だと思う。
買い目
○ 3連複
1 – 5 9 14 16
○ 3連単フォメ
1 – 5 9 14 – 5 9 14 16
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